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BUSINESS OVERVIEW事業内容

紡績部Spinning division

ニットセーター用の糸の製造 糸作家 サトウマサキ が世界から特殊な原料を探してスペシャルな糸を開発。
イタリアのピッティフィラティ展で発表。世界のラグジュアリー、モード、のデザイナー達に提供している。

MASAKI糸作家・テキスタルデザイナー

自ら羊を飼い始め紡績業を起こした曾祖父の代からの、バイタリティとものづくりへの情熱をDNAに受け継ぐMASAKI。文化服装学院卒業。アパレルメーカー勤務を経て、家業である佐藤繊維株式会社にて創作活動を開始。
2009年、世界唯一の極細モヘア糸と特殊紡績糸の開発が認められ、ものづくり日本大賞「経済産業大臣賞」受賞。
  • 大いなる自然に生かされ、
    人知を超えた創造がもたらした奇跡の繊維たち。

    MASAKIが生み出す糸には一つひとつ、 ものづくりの手間を惜しまない世界一のクリエイターたちとの、 オンリーワンのストーリーがあります。 MASAKIがお届けする糸や製品はどれも、単に“もの”ではありません。それは 「ものづくりには歴史があり、意味があり、生まれた糸の一つひとつにストーリー がある」という自らの言葉が表すように、すべてがオンリーワンの作品であり、大 切な贈り物ともいえる存在だからです。 手にとっていただいた皆さまに、原料一つひとつが秘めた歴史をはじめ、オース トラリアやペルー、南アフリカの地で繰り広げられる大自然の営み、「より良いも のに」と挑戦し続けるトップクリエイター=農場の方々との出会い。またすこやか に草を食む美しく健康な羊や山羊・アルパカ、さらには山形の工場にある古い機械 への畏敬や熟練工の技術、はたまた失敗を繰り返しながらの糸づくりの工夫や進化 ―。そんな背景やそこに携わる大勢の人々の情熱も、一緒に感じていただければ幸 いです。 「世界でまだ誰も見たことのない、人々を驚かせる面白い糸を紡ぎ出したい」。 糸作家でありテキスタイルデザイナーでもある佐藤正樹はただそのことだけを考 え、逆境をも常にチャンスに変えながら、常識に捉われない独創的な発想で今日も ものづくりと向き合っています。
  • MASAKIとウールのストーリー
    from Australia

    わずか14.8ミクロンのウールから生まれた「サルタン」。
    それはオーストラリアでも上質なウールの産地ビクトリア地区で、 さらに特別に保たれた極上の環境が創造した奇跡の輝きです。

  • 大自然とともに在り、挑戦し続けるアヴィントンの農家との出会い。

    その羊を育てていたのは、羊毛王国オーストラリアのなかでもタスマニアと並ぶ 高品質な生産地、ビクトリア地区アヴィントンにある一軒の農場でした。
  • アヴィン トンは、乾燥した大地が覆うオーストラリア大陸のなかでも、雨がよく降り、山々 はたっぷりと水を蓄え、大地には鮮やかな緑が繁る広大なエリアです。  
  • しかしその農場ではそんな恵まれた気候風土にも関わらず、より清廉な水、より 滋味に富んだ牧草づくりなど、世界一細いウールを生み出すためのさらにゆたかで きめ細やかな環境づくりにこだわり、徹底して追求。また繊維の細さだけでなく、 健康な羊であることにもこだわった交配を、親子三代にわたりコツコツと実践し継 承していました。
  • 品質の良いウールの産地であることに満足せず、さらに上を目指しチャレンジし 続ける。そんな、世界最高のメリノウールを生み出そうというクリエイターの情熱 は、MASAKIの胸にも深く共鳴し意気投合。農場のファミリー、そして実際に羊た ちと触れ合いながらの滞在もまた、かけがえのないものとなりました。

    ニット糸として世界最高クラス、 14.8ミクロンのウール100%でトップメイキング。

    世界的にもウールの太さといえば、20.5~19.5ミクロン。カシミアに近いウルト ラスーパーファインウールでも16ミクロンが一般的ななか、新商品「サルタン」に 使われている原料は、そのカシミアよりも細いわずか14.8ミクロンのウールです。 そもそもウール農家にとっては、たとえそんなに細い原料を生み出せたとして も、大手企業が求める最低ロットでさえ確保できるわけもなく、結局は他の農家も 含めた需要の多い太さのウールと混合され出荷されるのが常でした。
  • しかしMASAKIはこの極細のウール原料との出会いに刺激を受け、他の原料と混 ぜることなく調達するための道を模索。台湾のメーカーとの新たな出会いにも恵ま れ、世界でも類をみない、14.8ミクロンのウール100%のトップメイキング(ワタ づくり)を実現したのです。
    オンリーワンで輝く原料を、紡いでさらに輝かせた佐藤繊維の技術力。 トップ(ワタ)の次の難関は、それを実際に糸に紡ぐことでした。その極めて繊 細な作業を可能にした立役者こそ、佐藤繊維の工場にある昔ながらの古い機械で す。 現代的な大量生産こそかないませんが、一つひとつの歯車の大きさや回転速度、 撚りの加減などをきめ細やかに試行錯誤し、ついにニット工業糸としては世界最高 クラスのウールのポテンシャルを引き出すことに成功。こうして「サルタン」は大 企業でも最先端の機械でも成し得ない、MASAKIならではの常識外の発想から誕生 に至ったのです。
    このことは、ひたすらに究極のウールづくりに挑み続けてきた、アヴィントンの 農場のファミリーにとっても歴史的な出来事となりました。ただ一軒の農家、自分 たちだけで育てたウール100%での製品化自体が、前代未聞のことだったからで す。
  • 人知を超えた創造への感謝。
    そして、ものづくりにかける者たちの思い。

    いかがでしたか。オーストラリアの大自然に生かされ、その営みの中に人間の智 恵が重ねられ、さらに人知を超えた創造がもたらした世界一の贈り物に、私たちは 心から感謝せずにはいられません。
    ウールでありながらカシミアタッチの風合いと光沢を持つ「サルタン」には、そ んな世界一の農家と輝く原料のストーリーが秘められているのです。手にした際に は、そこに携わった人すべての夢も一緒に紡がれていることを、ぜひ思い出してい ただければ幸いです。
  • カンデブーの大地が育む輝く原石、モヘアに本物の光を当てたい。

    トルコが発祥とも言われるアンゴラ山羊から穫れるモヘア。南アフリカは現在、 その世界最大の産地として知られています。
    広大で乾燥した気候風土や荒涼たる地形、それらはアンゴラ山羊にとってはまさ にすべてが神から与えられた最高の生息地。なかでも高級モヘアの産地として知ら れるカンデブー地区は特別で、アンゴラ山羊の大好物とされる低樹木類の葉がひと 際潤沢に繁るいわば聖域と呼べるところです。
    このモヘアには独特の光沢とぬめり感があり、昔から“繊維のダイヤモンド”と称 されてきたほど。しかし、毛足の短さなどからモヘアのみで糸にすることが大変難 しく、ウールを混ぜるといった工夫を施し、絨毯などの織物に多用されてきた歴史 があります。また、水に濡れても縮まずドライ感があるためニットやサマースーツ に使われるなど、素晴らしい繊維でありながらもその点ではどちらかというとカ ジュアルな位置づけにもありました。
    MASAKIは、「モヘアはまだダイヤモンドの原石であり、本当の光が当たってい ない。ならば自らの手で光を当て世に送り出し、本物の輝きを与えたい」そう考 え、南アフリカの地に旅立ったのです。
  • MASAKIとアルパカのストーリー
    from Peru

    最高級のベビーアルパカから生まれた「バンリ」。
    ペルーの湿潤な高原地帯で世界一に挑戦し続けるアルパカ農家と MASAKIの発想の転換が創造した、奇跡の結晶です。
  • 世界にまだない糸の原料を求め、 ペルー南部の高原地帯へ。
  • アルパカといえば南アメリカ。その中でも、ペルー南部には良質な原産地が集 まっています。訪れたのは、海抜3,500~5,000mもの湿潤高原地帯。高原ならで はの過酷な環境にありながらも、エサとなる良質な草・苔に恵まれたのびやかな放 牧環境の地です。
    アルパカはもともと素朴な風合いとやわらかさが持ち味ですが、一方では生地に なると独自の厚みと重みを持った仕上がりになることで、高品質な原料を用いても どうしてもカジュアルな表情から抜け出せない。そんな悩ましい素材でもありまし た。
  • MASAKIがアルパカに寄せる思いはただ一つです。「もっと軽やかでエレガン ト。そんな世界にまだない繊細な糸をつくりたい」その探求心から、新しい糸づく りの旅が始まりました。
  • 一軒の農家が情熱を注ぐ、 最高級のベビーアルパカとの出会い。

    生地を軽く薄くするためには、当然、原料となるアルパカの繊維がより細くなけ ればなりません。MASAKIがそこで出会ったのは、ある一軒の農家が育て上げた最 高級のベビーアルパカでした。
    ちなみにベビーアルパカとは、アルパカの中でも一番柔らかい部分だけを厳選し 集めたものです。
    南米ペルーの高地ならではの自然環境に生かされながら、美しく健康的に育った アルパカ。その世界一の繊細さを生み出すために長い年月と努力を重ね、ただその ことだけに情熱を注ぎ続けたプロフェッショナルによる、まさに奇跡の結晶といえ ます。
  • そんな最高の原料と出会うことができ、糸づくりの旅は順調にみえました。とこ ろがいざ糸にする行程に入ると、繊維があまりにも繊細すぎて撚りにくく、美しい 表情をなかなか出ないという困難にみまわれます。せっかく入手できた最高級の原 料。しかしどうすればその素材を活かせるのか、MASAKIと古い機械との格闘の 日々が始まりました。
  • この機械でならどんな糸が作れるか。

    製法の発想を転換。
  • 誰もつくったことのない糸だけに、常識に捉われていては始まらない。MASAKI は思い切って発想を転換し、「この古い機械でならどんな糸が作れるか」そこから 方法を模索し始めます。
  • そんな時頼りになったのが、他ならぬ熟練工たちの腕と勘。最新の機械でもコン ピュータでもなしえない、細やかに研ぎすまされた手仕事の感覚と技術力の本領発 揮です。
  • 芯となる糸の工夫や歯車の回転スピードなどあらゆる試行錯誤を繰り返 し、そうしてついに誕生したのが最高級のベビーアルパカ糸「バンリ」でした。
  • 素材の力を最大限に引き出す。

    その一心が、驚異の細さを実現。

  • 繊細な原料を、さらに細心の手間をかけ丁寧に紡いだ「バンリ」は、これまでの アルパカ糸の半分以下という驚異の細さをこの世に生み出しました。

    それはまさに、いま目の前にある古い機械をいかに工夫して使い、素材の力を最 大限に引き出すかという、MASAKIと佐藤繊維の真骨頂。カラフルなカラーでの トップ展開にも、ぜひご注目ください。
  • トレンドを追いかけない。原料が高価でも素材が面白い。

    世界のトップブランドから選ばれる理由は、 そんなオンリーワンのものづくりが原点です。
    世界でまだ誰もつくったことがないものを、どうやったらつくれのるか。 MASAKIは若いデザイナーやスタッフたちにも、常にそう問いかけています。何よ りも大切なことは、自分たちの発想で自分たちのものづくりを発信していくこと。 できると信じて、工夫を続けることだといいます。
    ひとつの糸にもさまざまなストーリーがあるように、糸づくりにも歴史があり、 先人たちの智恵があり、技術がある。いま私たちには、それらに学び、ツールを使 いこなし、アイデアで新しく進化させていくという、ものづくりの醍醐味を味わえ るというわけです。
    原料との出会いは世界中にあります。これまでの紡績の常識が、決してマーケッ トの常識でもありません。トレンドを追いかけない。単価が高くなっても選ばれる には、オンリーワンの理由があるからと自負しています。
    佐藤正樹はこれからも、自然に感謝し人に感動し、もっと面白いもの、もっと特 殊なものを創りたい情熱をエネルギーに、糸の可能性に挑戦し続けます。それこそ がMASAKIの、そして佐藤繊維の変わらないものづくりの原点です。
  • ウール梳毛紡績糸Worsted Wool Yarn

    オーストラリア、ニュージーランド、ウルグアイ、アルゼンチン、そしてイギリス。 各国で探し求めた羊たちは環境によってそのキャラクターも様々。このふわふわの綿から各々の特徴を生かしてウールの毛糸が作られる。
  • オリジナル絣染め糸Space Dyed Yarn

    時には30色以上もの色が組み合わさり幻想的な雰囲気を醸し出す絣(かすり)染め。 それを編みこんで作られたニット製品は全て世界で1着のオリジナル商品に。
  • モヘア、カシミア、アルパカなどの獣毛混紡績糸Fancy Yarn blends of Mohair and Alpaca,

    最高品質の原料を求めてモヘアは南アフリカへ、アルパカはペルーへ。 各々が持つ光沢感、素朴さ、ぬめり、柔らかさ、特徴を十二分に引き出した ラグジュアリー素材は高級メゾンの御用達。
  • 精紡意匠機による紡績ファンシー糸Unique Fancy Yarn

    常識にとらわれない太さ、形状、素材の掛け合わせによって生み出される数々の ファンシーヤーン達。その特異性から「佐藤繊維の糸はUnique and Crazy」と 評されることも。

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