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2015.10.19

MASAKI 観察日記

工場巡り @イタリア&モナコ

皆さま、改めまして、特命書記の R でございます。

 

社長の facebook にもアップされておりましたが、去る5月末から6月頭にかけて、社長はイタリア及びモナコ出張に行かれておりました。少し前のお話になり恐縮ではありますが、その出張に関して伝え聞いたことを、取り急ぎ記させて頂きます。

 

monaco

 

さて、今回の出張は、イタリア及びモナコの「ニット工場」を巡るものでありました。目的は佐藤繊維の「糸」を紹介すること。そういう意味では、通常のセールス出張ということになりますが、今回のそれは、普段とは少しオモムキの違うものでございました。

 

と言いますのも、通常、ヨーロッパへ糸のセールスに行く場合、その相手は「ブランド」ということになります。佐藤繊維では、パリコレでショーをするような数々の一流ブランド(敬意を込めて「メゾン」などと呼んだりします)に、特別な糸をお売りしています。通常、ヨーロッパへ糸のセールスに行くと言えば、そうした「メゾン」の中で働く、ニットデザイナーに糸を提案することでございます。大きなメゾンでは、ニットやバッグ、シューズといった、アイテム毎に専任のデザイナーがいらっしゃいますので。

 

ところが、今回の出張では、通常より更に踏み込んで、そうした一流ブランドの「ものづくり」を担う、ブランドが提携する「工場」を訪問したのでございました。言うなれば、お客さまであるブランドの、更にその先にいるお人たちでございます。その糸、いや違う、意図は如何に!?

 

ごほん … 書記の身で出過ぎた真似、失礼致しました。

 

さて、気を取り直しまして、その意図。ブランドのニットデザイナーに提案をして、めでたく、佐藤繊維の「糸」がブランドに選ばれたと致しましょう。そうなれば、次のステップとしまして、そのブランドのニットデザイナーは、どうするか。今回、社長が訪問したような、自らの提携先の工場に、サンプル製品の制作を依頼することになりましょう。

 

「この佐藤繊維の糸を使って、僕がデザインしたセーターを編んでみて」

 

なんてことを言うのでしょうか。 わたくし、あくまで書記でございますので、物事の詳細の詳細までは存じておりませんが、恐らく、遠からずだと思われます。 と、ここで。つまり、ブランドのデザイナーから提携工場に、佐藤繊維の「糸」が手渡されたところで、問題が生じる可能性があるのでございます。

 

佐藤繊維の「糸」は、ときに非常に特殊な「つくり」をしております。製法が特殊な場合、材料が特殊な場合、その両方が特殊な場合。それぞれございます。その特殊さ、言い換えれば「高度さ」とも呼べるかもしれません。これこそが、世界の一流メゾンが佐藤繊維の「糸」を使って下さる所以(ゆえん)でもあり。よって、ご提案させて頂いた糸が、特殊な「つくり」をしていることは、あります。そら、ありますとも!!

 

取り乱しました。

 

深呼吸して、さて。そうしたとき、つまり、ブランドが選んだ佐藤繊維の「糸」がなにか特殊なものであった場合。そのブランドのものづくりを担う提携先の工場において、この「糸」への理解がなされておりませんと、問題が生じる可能性があり得てしまいます。

 

「こんな糸じゃ編めないよ、不良品の糸だよ、マンマ・ミーア!」

 

これは、いけません。工場のイタリア人ニット職人に「マンマ・ミーア(なんてこった)!」を言わせてしまっては、それは、いけませんね。工場のほうで、佐藤繊維の「糸」に悪印象を持たれてしまうと、それがオオモトのブランドに伝播してしまう可能性すらあります。買って頂いた「糸」を気持ち良く使ってもらえないのは悲しいことですし、何より、紡績会社(糸をつくる会社)としての責任をまっとうできないことになります。そこで、今回の工場巡りツアーというわけでございます。

 

ブランドに気に入って頂いた佐藤繊維の素晴らしい「糸」。その「糸」を、ブランドの実際の「ものづくり」を担う工場でも気持ち良く扱って頂く。その為に、実際に現地の工場に赴き、熱く、佐藤繊維の「糸」をプレゼンテーションするという趣向であったわけです。なるほど。

 

尚、 ここまでする紡績会社は、そうそういないと思われます。まさに「Masaki 節」が炸裂した、アイデアと行動力なのではないかと、感じずにはおれません。果たして、その成果は、予想以上であったとのこと。

 

取り急ぎ、社長が行かれた「イタリア及びモナコのニット工場ツアー」の簡単なご報告でございました。その中身、更なる詳細は、また社長にお話を聞く機会がありましたら、ここにも記させて頂こうと思います。

 
 

そうそう / 特命書記 R

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