新着情報 2015.10.12 Masaki!神出鬼没 少し、いや、気づけばかなり前のことになってしまい、恐縮でございますが。 わたくしごとで、お盆の時期、北欧はコペンハーゲン及びストックホルムを訪れておりました。 水辺が美しいストックホルムの街。 出発前に東京で社長とお会いする機会があり、そのことを話しますと、曰く。「R ちゃん、北欧はいいよね。キレイだよね。オレも昔、M.& Kyoko(佐藤繊維のオリジナルニットブランド)で展示会に出展したわ〜」とのこと。パリやニューヨーク、イタリアなどは存じておりましたが、北欧にまで、と、驚いたのでございました。 聞くと、これまでに佐藤繊維として出展した展示会(国際見本市)は、フランス、イタリア、ドイツ、イギリス、デンマーク、スウェーデン、スペイン、中国、香港、アメリカは東海岸のニューヨークから西海岸のロスアンゼルスに至るまで。 「訪問ならともかく、出展側でここまで回ってるのは、世界でもオレくらいでねえかな〜」 はい、だと思いますとも。 しかしそれにしましても、何故にここまで、世界を巡り巡る事態になっているのでございましょうか。 ひとつには、佐藤繊維は、祖業である紡績(いとづくり)に始まり、その糸を活かしたニット製品の OEM(外部ブランド向けの受託生産)、そしてついには M.&Kyoko のような自社ブランド製品の展開と、幾種類ものビジネスを営むようになったことが、理由として挙げられるのでございましょう。ひとつの会社が、ここまで一気通貫して活動の幅を広げるケースは、世界的に見ても珍しいのではないでしょうか。 そうしたビジネス面での多様性に加え、社長のグローバル志向が相まって、フィレンツェで糸の展示会に出展しいの、東京で OEM 提案の展示会に出展しいの、かと思えば M.&Kyoko をニューヨークで出展しいの、という風に、ひとつの会社として見ると、世にも珍しい現象が起こっているわけでございます。あぁ忙し。 そりゃあ、わたくしも、社長になかなか会えないわけですね。ぐすん。 とは言え、なぜにここまで、ひたすらに海外出展を? お聞きしましたところ、社長曰く。 「それはねえ R ちゃん。今から8年前だったかなあ。ピッティ・フィラーティに初めて出展して、そこで『世界のトップレベル』ってものを知ったのよ。はっきり言って、衝撃的だったね。今のままじゃだめだって。世界を相手にやらないと、って思っちゃったの。それからかなあ。海外の展示会に積極的に出展するようになったのは」 なるほど。 Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)は、イタリアはフィレンツェで毎年開かれる、糸業界に於ける世界最高峰の国際見本市でございまして。佐藤繊維では、2007年に工業用梳毛(そもう)糸を扱う日本企業として初めて出展したのを皮切りに、今に至るまで、脈々と出展を続けております。出展基準も最高に厳しいこのピッティで揉まれていることは、多様なビジネスを展開する佐藤繊維の原点である「いとづくり」のレベルが、今でも日々、進化を続けている。その原動力になっているのだろうと、強く思うわけでございます。 何故そんなことが言えるのか? さも見てきたような顔をしてからに。 しょせん、新人書記の分際で、こんにゃろ、こんにゃろ! いや、そんな …。 ちょいとお待ちを、聞いて下さいまし。 実のところ、去る7月、本年度のピッティ・フィラーティに際しまして。ちょうど偶然、わたくし、欧州におりましたことから。あぁもう、居ても立ってもいられず、フィレンツェに飛び、会場のパッソ要塞に滑り込み、社長を始めとする皆さまと一緒にブースに立ち、このイベントの「意味」を、カラダで感じてきたのでございました。そんな、カラダの火照りがまだ若干残っている、夏の終わり、いや、気づけばもう、秋の始まり、あらやだ、どうしよう、書記業務、滞りすぎていて、誠にもう、ごめんなさい …。 というわけなのでございました。 皆さま、ご納得頂けましたでしょうか? そんなわけで、この Masaki 観察日記は、ときに海外にまで社長を追いかけ、綴っていければと思っております。最近、少し立て込んでおり、遅筆にもほどがある趣にて、申し訳なく、反省しております。ちょうど、つい1週間ほど前、今度はパリにて、社長とご一緒しておりましたのですが。サン・マルタン運河のほとりのバー、少し肌寒くなりつつあるパリの夜更け、テラス席で向かい合って、じきじきにハッパをかけて頂きましたからには(汗)。いまいちど、アクセルを踏んでまいりますことを、ここにお誓い申し上げます。 皆さまにおかれましては、どうか寛大な御心で、今後もお付き合い頂けますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 そうそう / 特命書記 R ツイート シェア BACKTOPNEXT
少し、いや、気づけばかなり前のことになってしまい、恐縮でございますが。
わたくしごとで、お盆の時期、北欧はコペンハーゲン及びストックホルムを訪れておりました。
水辺が美しいストックホルムの街。
出発前に東京で社長とお会いする機会があり、そのことを話しますと、曰く。「R ちゃん、北欧はいいよね。キレイだよね。オレも昔、M.& Kyoko(佐藤繊維のオリジナルニットブランド)で展示会に出展したわ〜」とのこと。パリやニューヨーク、イタリアなどは存じておりましたが、北欧にまで、と、驚いたのでございました。
聞くと、これまでに佐藤繊維として出展した展示会(国際見本市)は、フランス、イタリア、ドイツ、イギリス、デンマーク、スウェーデン、スペイン、中国、香港、アメリカは東海岸のニューヨークから西海岸のロスアンゼルスに至るまで。
「訪問ならともかく、出展側でここまで回ってるのは、世界でもオレくらいでねえかな〜」
はい、だと思いますとも。
しかしそれにしましても、何故にここまで、世界を巡り巡る事態になっているのでございましょうか。
ひとつには、佐藤繊維は、祖業である紡績(いとづくり)に始まり、その糸を活かしたニット製品の OEM(外部ブランド向けの受託生産)、そしてついには M.&Kyoko のような自社ブランド製品の展開と、幾種類ものビジネスを営むようになったことが、理由として挙げられるのでございましょう。ひとつの会社が、ここまで一気通貫して活動の幅を広げるケースは、世界的に見ても珍しいのではないでしょうか。
そうしたビジネス面での多様性に加え、社長のグローバル志向が相まって、フィレンツェで糸の展示会に出展しいの、東京で OEM 提案の展示会に出展しいの、かと思えば M.&Kyoko をニューヨークで出展しいの、という風に、ひとつの会社として見ると、世にも珍しい現象が起こっているわけでございます。あぁ忙し。
そりゃあ、わたくしも、社長になかなか会えないわけですね。ぐすん。
とは言え、なぜにここまで、ひたすらに海外出展を?
お聞きしましたところ、社長曰く。
「それはねえ R ちゃん。今から8年前だったかなあ。ピッティ・フィラーティに初めて出展して、そこで『世界のトップレベル』ってものを知ったのよ。はっきり言って、衝撃的だったね。今のままじゃだめだって。世界を相手にやらないと、って思っちゃったの。それからかなあ。海外の展示会に積極的に出展するようになったのは」
なるほど。
Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)は、イタリアはフィレンツェで毎年開かれる、糸業界に於ける世界最高峰の国際見本市でございまして。佐藤繊維では、2007年に工業用梳毛(そもう)糸を扱う日本企業として初めて出展したのを皮切りに、今に至るまで、脈々と出展を続けております。出展基準も最高に厳しいこのピッティで揉まれていることは、多様なビジネスを展開する佐藤繊維の原点である「いとづくり」のレベルが、今でも日々、進化を続けている。その原動力になっているのだろうと、強く思うわけでございます。
何故そんなことが言えるのか?
さも見てきたような顔をしてからに。
しょせん、新人書記の分際で、こんにゃろ、こんにゃろ!
いや、そんな …。
ちょいとお待ちを、聞いて下さいまし。
実のところ、去る7月、本年度のピッティ・フィラーティに際しまして。ちょうど偶然、わたくし、欧州におりましたことから。あぁもう、居ても立ってもいられず、フィレンツェに飛び、会場のパッソ要塞に滑り込み、社長を始めとする皆さまと一緒にブースに立ち、このイベントの「意味」を、カラダで感じてきたのでございました。そんな、カラダの火照りがまだ若干残っている、夏の終わり、いや、気づけばもう、秋の始まり、あらやだ、どうしよう、書記業務、滞りすぎていて、誠にもう、ごめんなさい …。
というわけなのでございました。
皆さま、ご納得頂けましたでしょうか?
そんなわけで、この Masaki 観察日記は、ときに海外にまで社長を追いかけ、綴っていければと思っております。最近、少し立て込んでおり、遅筆にもほどがある趣にて、申し訳なく、反省しております。ちょうど、つい1週間ほど前、今度はパリにて、社長とご一緒しておりましたのですが。サン・マルタン運河のほとりのバー、少し肌寒くなりつつあるパリの夜更け、テラス席で向かい合って、じきじきにハッパをかけて頂きましたからには(汗)。いまいちど、アクセルを踏んでまいりますことを、ここにお誓い申し上げます。
皆さまにおかれましては、どうか寛大な御心で、今後もお付き合い頂けますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
そうそう / 特命書記 R