1. HOME / 
  2. TOPICS / 
  3. フランスでは普通ですよ奥さん

TOPICS新着情報

2015.12.12

フランスでは普通ですよ奥さん

さて、突然ですが、みなさま。
去る11月15日は、何の日だったか。

 

もちろんのこと、ご存知でして?

 

(耳を澄ますわたくし)

 

ええ、その通り、さすが皆さま。
聞くまでもございませんでしたね。

 

佐藤正樹スタイル @ショップチャンネル

 

の日、だったわけでございまして。

 

あの超人気テレビ通販番組、ショップチャンネルにて。
我らが Masaki が生出演し、実演販売をするという趣向。

 

わたくし特命書記、多少、緊張した面持ちで。
東京は茅場町のスタジオに同行してまいりました。

 

以下、当日のスケジュールでござい。

 

12h00 ストール
13h00 GEA ジャム
20h00 ニット
23h00 更にニット

 

という、怒涛の出ずっぱり。
人呼んで「Masaki Day」とも言われたり。

 

出演歴はいまや十数年。
司会のかたも顔見知りとあって、
打ち合わせもスムーズなり。

 

 

WP_20151115_10_18_44_Pro

 

 

さて、このショップチャンネル。

 

ご存知の向きにしてみれば「今更」ではありますが。
その販売力たるや、ちょいと、尋常にあらず。

 

ひとたび火がつくと、通常の店頭販売に比べて、
桁がひとつ、ふたつ、下手をするとみっつ …
と、恐るべき数量が買われてゆくのでございます。

 

無論、商品の魅力が前提であることは言うまでもなく。
また、出演する売り手と司会の「息」も重要であり。

 

実際、この日の販売も「超」がつく盛況でありました。

 

しかし、勝って兜の緒を締めよ、Masaki 曰く。

 

忘れたらいけないのが、R ちゃん、これはねえ。
「特別」な販売機会であって、あくまで「飛び道具」よ。
これにかまけて、日々コツコツと店頭で積み上げる売上。
それを軽視するようでは、本末転倒なんよねえ。

 

とも。

 

肝に銘じるわたくし。メモメモ …。

 

 


 

 

さて、撮影の現場。

 

滅多にある機会ではございませんので、
興味津々、あちらこちら、観察をするわたくし。

 

 

WP_20151115_12_56_35_Pro

 

 

しかしてそこで。

 

感銘を受けたのが、スタッフの皆さまの仕事っぷり。

 

進行は台本通り、というわけでは全然なくって。
刻々と更新される商品の売れ行きに応じて、
演出がまさに縦横無尽に変更されるこの撮影現場。

 

素人目にはまさに「修羅場」とも思える状況にあって、
皆さまの冷静さと言ったら、サッカーの遠藤ヤットを彷彿。

 

スタッフ同士、ああしろ、こうしろ、いや違うだろと。
ときに指示、ときに指摘が飛び交っているわけですが、
驚くことに、そこに感情の乱れが一切見て取れずで。

 

生放送という究極のプレッシャー下にあって。
変更があれば、そこには焦りや戸惑いがあったり。
それこそ、間違いなんぞがあれば、怒りだって。

 

そうした感情が行き交ってもよさそうなところ。
言うほうも、言われるほうも、一切の昂ぶりこれなし。

 

 

「それだめじゃん」

 

 

これ、はたから見ていたら、
(えっ、えっ、じゃあどうするの!?)
というような、焦る状況。

 

しかしその指摘は、淡々となされる。

 

そして、受けるほうも、受けるほう。

 

 

「ああ」

 

 

淡々と然るべき行動を取るのみ。

 

失敗してしまえば終わりという状況で、
なぜここまで冷静でいられるのかしらん。

 

わたくし思うに。

 

このような究極の緊張下にあっては。
互いに「必要な情報以外」を扱っている場合ではない。

 

つまり、感情的なコトバやジェスチャーによる、
なんというか「コーティング」とでもいいましょうか。
そんなものを「まぶしている」場合ではないのですね。

 

お互いに、必要な情報をシンプルに交換するのみ。

 

渡すほうは渡すほうで、余分な要素をまぶす手間。
受けるほうは受けるほうで、それを取り払う手間。
そんな手間は、お互い、かけていられないと。

 

逆に言えば。

 

「これ、どないなっとんねん!」
という投げかけや。

 

「怒られた、どうしよう…!」
といった受け取りかた。

 

こうした感情的な受け答えが発生するのは、
ある意味、まだ余裕があるということなのかも。
言い換えれば、究極の効率を目指せていない。

 

いや、人間ですもの、感情が伴ってしかるべき。
もちろん、それはそうなのですけれども。
あまりに冷静なスタッフの皆さまの働きっぷりを見て、
思わず考えさせられた、日曜日の茅場町スタジオ。

 

今度、まさに感情豊かな Masaki さんが、
例のごとく、激しく指示などを出した際に。

 

「社長、その大声に、その派手な身振り手振り。
指示するほうもされるほうも、無駄な労力を要しますし。
必要な情報だけ、冷静にお伝え下さればよいですよ」

 

とでも、進言してみようかなと妄想してみたり。

 

まあ、そんなことを申しましたら、確実に。
若かりし頃は拳で世界を目指した(実話です)、
ボクサー Masaki の右ストレートが飛んできて。
小柄なわたくなどは、寒河江から天童くらいまで、
軽く吹き飛ばされそうなこと請け合い …。

 

前言撤回、エモーション万歳!

 

 


 

 

さて、閑話休題。

 

この日の「出し物」でございますが。

 

佐藤繊維の定番であるニットに加えまして。
先日その開発秘話をお届けした「GEA ジャム」も、
この機にお披露目、先行販売をされたのでした。

 

 

WP_20151115_13_14_23_Pro

 

 

今回の究極のジャムを開発するにあたっての相方。
セゾンファクトリーの社長さまも、タッグでご出演。

 

結果は、もちろん、一瞬のうちに完売御礼。

 

嗚呼、嬉しいような残念なような。
しかし皆さま、どうぞ、ご安心あれ。

 

この「GEA ジャム」ですが、ちょうどつい先日より。
めでたく GEA 店頭での販売も開始された模様。

 

 

WP_20151129_14_30_36_Pro

 

 

さて、改めましてこの「GEA ジャム」。

 

これ誠に、一般的なジャムの概念を覆す代物でして。
単にパンやクラッカーに添えて供されるだけでなく、
ときにメインディッシュの領域にすら足を踏み入れ。

 

驚くことなかれ、お肉料理なんぞに少し添えて、
ソースとして供することすらご提案させて頂きたく。

 

実際に番組でも、ベリーのジャムがステーキに添えられ。
その食べ合わせの妙に、司会のかたが驚かれる一幕も。

 

確かに、例えばフランス料理なんかに目をやりますと、
鴨肉とベリーやオレンジを合わせるのは定番でございます。
お肉とフルーツ、フランスあたりでは当たり前なのですよ。
えっへん(誰やねん)。

 

あれ?

 

しかし、ところで。
となると、そう言えば。

 

10月のパリでの「アレ」は …。

 

 

WP_20151005_23_18_32_Pro

 

 

多分に GEA ジャムを意識しての試みだった …!?

 

なるほどガッテン。

 

パリ10区のアパルトマンのカウンターキッチン。
東京・茅場町のショップチャンネルのスタジオ。

 

点と点が繋がり、はたとひざを打つわたくし。

 

と、いうわけで。

 

次回の観察日記では、巷で噂(?)のあのイベント。
過日パリで開催された Masaki’s Kitchen のことなんぞ。
振り返りつつ、レポートさせて頂ければと思う次第。

 

ん? ええ、そうですとも。

 

上の写真は、パリのアパルトマンのキッチンにて、
料理を振る舞う我らが Masaki さんなのでありました。

 

これ知る人ぞ知る Masaki’s Kitchen と言いまして。
主に海外限定の、なかなかレアなイベントでござい。

 

 


 

 

いやはや、それにしても。

 

今回は、えらくお腹の減る取材でございました。

 

 

WP_20151115_13_29_46_Pro

 

 

思わず伸びそうになる手を、ぐっとこらえて。

 

ぐぅ …(失礼)。

 

 

そうそう / 特命書記 R

TOP