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2016.08.24

だしに願いを(When You Wish upon a Dashi)

ここ、1〜2年ほど続いているキャンペーンでしょうか。

 

某・牛丼チェーンの夏季限定商品。
山形名物「だし」をフィーチャーした牛めし。

 

 

WP_20160724_17_55_40_Pro.jpg

 

 

以下、念のため。

 

だし(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/だし_(郷土料理)

 

さて、さて。

 

「だし」といえば山形。山形といえば佐藤繊維。
そして、わたくしはと言えば。
佐藤繊維を率いるMasaki さんの、特命書記であり。

 

しかしながら、最近のわたくしといったら。
忙しさにかまけ、めっきりレポートをできておらず …。
その後ろめたさもあってか、このポスターを目にするたび。

 

仕事せんかい!

 

という叱咤の声が、北の方角から聞こえてくる気がして。
(わたくし、普段は京都在住につき)

 

そして、よりにもよって、この某・牛丼チェーンは。
わたくしの生活圏内に幾つかございましてからに。

 

ポスターが気になって、うかうか、街も歩けず。
これでは、心穏やかに夏のお休みを過ごせない …。

 

というわけでございまして、一念発起。

 

久方ぶりに筆を取った、特命書記 R でございます。
大変ご無沙汰をしてしまい、申し訳ありませんでした。

 

 


 

 

いざ、復帰第一弾の今回、まずは取り急ぎ。

 

例のポスターから発せられる「だし」の怒気を和らげるべく。

 

わたくしめは「だし」に敵対するものではなく、
むしろ、それをリスペクトするものであります!

 

という想いをアピールすべく、ひとつのエピソードを。

 

ときは、去る6月。 場所は、フィレンツェ。
世界最高峰のメンズ展示会である Pitti Uomo に、
佐藤繊維が「991」を出展した際のこと。

 

このときも開かれた Masaki’s Kitchen の夜会は、
フィレンツェの街を見渡すテラス席が心地よい、
とあるアパルタメントにて催されたのですが。

 

現地在住の日本人スタッフの皆さまに祖国の味をと、
まさに Masaki シェフが供したのが「だし」であり。

 

その「涼味」にいたく感銘を受けたわたくしは、
矢も盾もたまらず、盛り上がる酒宴の輪から、
ひと知れずそっと離れ、即席で撮影スタジを構え。

 

暮れなずむフィレンツェの街の屋根屋根を背景に、
そのうやうやしい御姿をフレームに収めていたことを。

 

ここにアピールさせて頂き。

 

 

WP_20160617_20_14_24_Pro.jpg

 

 

いかにも怠惰なわたくしではありますが、
特命書記として心機一転、頑張ってまいりますので。

 

「だし」の皆さま(?)に於かれましては、
わたくしが示す「だし」へのリスペクトをお認め頂き。
どうか、どうか、気を鎮(しず)めて頂けますよう。

 

夏の空の下、北のほうに向けて祈りながら。
一旦、筆を置かせ頂く次第でございます。

 

 


 

 

そして、追伸。

 

この宴席の様子を伝える Masaki さんの facebook から、
ひと皿、写真が漏れていることを発見したので、補足を。

 

フィレンツェで発表された Masaki さん渾身の新作。
まさに「いとづくり」における彼の仕事のように、
和と洋の異なる風情を高次元で融合させたイッピン。

 

イタリアン烏賊飯!

 

 

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こちらも、いとブオーノであったことをご報告しつつ。
この「復帰レポート」を終えさせて頂きます。

 

 

そうそう / 特命書記 R

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